私を卒業旅行に連れてってPart9 … 上野発カシオペアの旅の始まり

乗車後にツインの部屋に”チェックイン”…今回は、5号車１階の喫煙ツイン、7号車2階の禁煙ツイン、11号車車端室の喫煙ツインの3部屋の利用です。喫煙室ですが、タバコの匂いは気になりませんでした。

写真は11号車車端室の喫煙ツインになります。各車両（4～11号車、ただし5号車は片側のみ）の両サイドに位置する車端室タイプは1階構造のため、2階構造のカシオペアツインより天井が高く開放感があります。このタイプには2人部屋と、エクストラベッドを使用すれば3人部屋として利用できるものの2タイプがあります。

カシオペアツインにも簡易洗面所と一緒にトイレが付いていますが、列車には共用の広めのトイレも設置されています。カシオペアは全室A寝台ですが、カシオペアツインでも十分快適に過ごす事ができます。

カシオペアツインのアメニティは、浴衣・スリッパ ・ハンガー・コップ・シューペーパー・フェイスタオル・歯ブラシなど…BS放送やFMラジオを楽しむ事もできます。注意点は、スマホなどの充電場所がない事…トイレの電気かみそり用のコンセントが利用できるのですが、手近で充電するには延長コードが必要です。また、ドライヤーはシャワールームにはありますが、カシオペアツインにはありません。冷蔵庫もありません。

車内販売は結構な回数来てくれるので、気軽に利用できます。カシオペア車内でしか購入できない限定品もあるようです。ドアを閉めていても、近くに来るとアナウンスと一緒にこのような案内が表示されるので、すぐにわかります。

1階ツインと2階ツインでは窓から見える景色が少し異なります。2階からは見下ろす感じの開放感があり、1階からは普段は見る事ができないような地面や線路が迫って来るような景色を楽しめます。2階ツインがいいと言われているようですが、1階からの眺めも面白いです。車端室タイプからの眺めは1階と2階の中間になり、違和感のないものかと思います。

まぁ取れるのであれば車端室がおすすめですが、狙って取れるとは思えません（笑）

あと、スイートですが、こちらは部屋自体は見てないので何とも言えませんが…展望スイートは格別なのだろうと思います。乗れるのであれば是非とも…ですが、宝くじレベルの難易度かと…（笑）

メゾネットスイートですが、場所的には1号車と2号車になります。展望ラウンジカーの12号車からはかなり遠いところになり、12号車までの移動はかなり面倒です。景色はツインの１階と2階を両方楽しめるような感じだと思うのですが、シャワールームやベッドルームがあり広いというところはグッドですが、展望ラウンジを頻繁に使えない場所というところがネックですね。

今回利用した車端室タイプのツインは、展望ラウンジカーのすぐ隣という素晴らしい場所でした。部屋から10秒で展望ラウンジというのは、とても贅沢ですね…

カシオペアの部屋は、暗証番号キーとなっています。サンライズ瀬戸と同じですね。2人で別々に行動する事も多かったので、とても便利でした。荷物を部屋に置いて、とりあえず出発前の展望ラウンジへ…出発前は展望ラウンジの窓は閉まったままです。

今年中の廃止も噂されているカシオペアなので、出発の際には13番ホームは写真や動画を撮影する鉄道ファンでいっぱいです。

にこやかに手を振る女性陣！？…あなた達を撮ってるんじゃないのですが…（笑）思わず吹き出してしまいました(^-^

いよいよ寝台特急カシオペア…札幌へ向けての19時間の旅の始まりです。

線路沿いには、大きなカメラでカシオペアを撮影している撮り鉄さんがいっぱい…さすがの人気ですね！

音楽聴いたり、写真を撮ったり、本を読んだり、おしゃべりしたり…それぞれの楽しみ方があるのも寝台列車の素晴らしいところですね！

展望ラウンジでの眺めをじっくり楽しんでから部屋に戻ると、こんな案内が…ウェルカムドリンクを持って来てくださった時に、ボクらが部屋にいなかったという事ですね…（笑）

今度は”我が家”でウェルカムドリンクを飲みながら車窓を楽しむのでありました…(^-^;

（続く…）