「知ってびっくりタバコの真実」
11月10日午後2時から、灘区民ホールにて第15回灘区民健康特別講座「知ってびっくりタバコの真実」が開催されました。灘区の医師会、歯科医師会、薬剤師会合同の健康特別講座です。
第一部は医師会から薗はじめ・薗潤先生が、タバコの毒性と、日本におけるタバコ規制の甘さについて講演されました。
まずは夫婦漫才よろしく、お二人での掛け合いから、タバコの害についてのお話…欧米におけるタバコの害を訴えるCMの紹介から始まったのですが、日本と違ってストレートにタバコの害が伝わるCMで、子ども達に是非見てもらいたいなぁと感じました。
それから具体的なタバコの害についてのお話…
講演で印象的だった内容をいくつか紹介させて頂きます。
・タバコ1本吸うと40秒寿命が耀む
・くも膜下出血なども喫煙が原因の場合が多い
・死亡原因の1位はタバコで、毎年20万人がタバコが原因で死亡している
・タバコとお酒の併用はリスクがかなり高まる
・受動喫煙も死因の大きな要因と考えられている
・タバコでの税収より、タバコ対策の支出の方が多い
・若い女性の乳がんのリスクは、受動喫煙により2倍に増える
これは欧米で売られているタバコのパッケージです…リアルな病態写真が使われていますので、ご興味のある方はクリックしてみて下さい。
タバコを吸い続けるとこうなります…と視覚的に訴えるように規制されています。日本ではこのような規制は採用されていません…タバコの裏に「健康を害します」との文言が記載されているくらいです。
次に灘区歯科医師会から、佐藤先生が歯科から見た禁煙の話を講演されました。
タバコを吸う事で歯科分野に起こる弊害とは…?
・口腔内の免疫機能の抑制
・口腔内の治癒が遅れる
・歯周病の進行因子となる
・喫煙者は非喫煙者より口腔癌の死亡率が4倍高い
かかりつけ歯科医をキチンと作って、定期的なプロによるメンテナンスの重要性を分かりやすく説明されました。最近は歯科における美容の話、アンチエイジングの話が注目されており、タバコによる顔貌の変化など、老化の話などもとても興味深かったです。
結局のところ、タバコを吸っても何も得する事がないという事です。吸う方は税金を払い続け、健康を害する…一緒に生活している方は受動喫煙のリスクが高まる…タバコにより国の医療費の負担が増える…最近は保険を使って禁煙外来を受診できるので、禁煙を考えておられる方は、是非一度受診してみて下さい。
ボク自身タバコを吸った事がなく、子連れで外出する事も多いので、禁煙のお店を選んで入るようになりました。完全禁煙というお店が増えてくれるといいのですが…
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